2012-02-29

ファシリテーター研究会を立ち上げます

ファシリテーター研究会を立ち上げたいと思います。
3月中を準備期間として、4月から開始できればと思います。
これは、先に紹介しました「ボランティア仲間と創るチームビルディング」の企画メンバーとの反省会から出てきた話です。
 もっともっと学びたいという声があがり、それではということでやってみようと思います。とはいえ、これもみんなで手探り状態で始めます。
「チーム思考の整理術」を身につけたファシリテーターを目指せればいいなと考えています。当然のことながら、私自身も、みんなと一緒に学んでいきたいと思います。
とりあえず、テキストは「ロジカル・ディスカッション」日本経済新聞社発行、堀公俊・加藤彰著を使いながらすすめていきたいというところまで考えています。
 
 以前にもご紹介しましたが、私がボランティアコーディネーターの仕事をしていく上で、本当に実践的に使えて、重宝している本があるのです。
上記の「ロジカル・ディスカッション」もそうですが、「チームビルディング」という本もオススメです(堀公俊・加藤彰・加留部貴行著)。

 一緒に勉強してみたいとお思いの方は、iuhwvc-nakama@iuhw.ac.jp (二見)までご連絡ください。ただ会場等の都合もあり、20名程度までとさせてください。
勉強会の場所は当ボランティアセンターになります。月1回程度の集まりでやれればと思います。
とても時間が作れないという方は、ご自分で本を読まれるだけでもよろしいのではないでしょうか?

2012-02-24

ボランティア仲間と創るチームビルディング

先にご案内した「とちぎ学生未来創造会議」が開催されました。
私が関わったのは「ボランティア仲間と創るチームビルディング」という分科会です。


                  (参加者振り返りメッセージ 一部紹介)
  ・意見、思いを存分に発言する(ダイアログ)ことの気持ち良さを感じた。
  ・多面的に物事を考えることが出来たと同時に、自分の課題も見つかった。
  ・みんなで一つのものをつくることに充実感を感じた。
  ・実際に悩むポイントにぶちあたったが、それを乗り越えるプロセスが大きな経験値
  となった。
  ・みんながいてチームが成り立つ。
  ・昨日初めて出会ったメンバーが、ミスをカバーし合える理想のチームになった。

          
 以前からあたためていたというか、ぜひともやりたかった内容の分科会でした。
企画プロジェクト(学生主体)を3ヶ月前に立ち上げ、チームビルディングしながら企画運営をすすめました。そして、当日の参加者を交えての、あらたなチームビルディングをめざす・・・というプログラムでした。つまり、企画プロジェクトの始まりが、すでにチームビルディングのスタートラインであり、そのプロセスそのものがチームビルディングであることを体感しながら、みんなは当日に向けての動き、内容を組み立てていきました。ファシリテーションの技法のあれこれを駆使しながら、ミーティングを重ねました。

 そして当日、あらたな参加者とのチームビルディングへの挑戦。
さてさて、どのように展開されるでしょうか。
当日の参加者の感性の良さに救われながら、分科会はだんだんと熱気を帯びて、しかも
楽しく進んでいきました。
 ところが二日目、どうしたことか、だんだんとファシリテーターの声が発しられなくなり、思考停止のような状況になっています。さあどうします?

 さすがに私は、「入らせてね」と分け入りました。
「みんなも気づいているだろうけど、ファシリテーターである彼は立ち往生している。メンバーであるみんなは、この場をどうするの?」「ファシリテーターの責任・・・としてこのまま知らんフリするの?」「今、目の当たり起きていることは、実際の活動現場で経験することだよね。」
「こういう場面を私はたくさんみてきたし、悩んだり、落ち込んだりする人をいっぱいみてきた。このチームビルディングの分科会をやる意味は、まさしく、今この場面、この瞬間にあると思うけど」

 その後の参加者の皆さんの動きがすばらしかった!
土壇場になって、みんなの本領が一気に発揮されていくのを感じていましたよ。

私はこの感覚を最高に美味しいと感じるのです。この味を知ったらやめられない!

分科会参加の皆さん、また一緒に、どこかで、何かできるといいですね。

   


2012-02-01

とちぎ学生未来創造会議~2月16日、17日

とちぎ学生未来創造会議は、栃木県内の学生が、「出会い・集い・語り合う」場を創ることを目的に、社会課題に気づきその解決方法をまなぶアクションプランの作成など、実践型の研修セミナーを開催したりしています。

 2007年より始めたもので、県内の大学教員、社会活動家、社会福祉協議会などの有志が学生と共に活動を行っています。県南は白鴎大学、県央は宇都宮大学、県北は国際医療福祉大学でそれぞれ支部活動も活発に展開されています。
 毎年、会議のありようは創意工夫、少しずつ形を変えています。社会人と学生が一緒に創り出す場を求めているのですが、これが、思いのほか大変です。お互いの揺らぎや葛藤が入り混じって、この5年の間に、さまざまなドラマがありました。
人が出会い、繋がって、心を通わせることは、言葉でいうほど簡単なことではないことを痛感します。でも誰一人「もうやめよう」ということがなく、それどころか「どうすれば続けていくことができるだろうか」という仲間意識の高まりや、深まりの中で継続されてきました。

 そして、まもなく「ミライカタルキャンプ」として合宿セミナーが開催されます。
 期日 2月16日~17日
 場所 栃木県青年会館・とちぎ青少年センター
 参加費 5000円
 問い合わせ先 とちぎ学生未来創造会議事務局
        (国際医療福祉大学IUHWボランティアセンター 内)
        Tel 0287-24-3719
        Eーmail:volunteer@iuhw.ac.jp

今年は支部ごとに分科会のプロジェクトを立ち上げました。現在、当日に向けて企画運営中です。学生の皆さんの大勢の参加をお待ちしています。

第1分科会 ボランティア仲間と創るチームビルディング
       ~人と人をつなぐ手法を探る
第2分科会 トモニイキル ヲ カンガエル
       ~次の一歩のために
第3分科会 震災復興・住民の生きがいづくりと地域の手仕事づくりを考える
第4分科会 途上国を知る、途上国を考える

 ちなみに私は第1分科会のプロジェクトチームに関わっています。
国際医療福祉大学の学生メンバーと共に、頭をつき合わせて取り組んでいますが、私はこのプロセスが楽しくて仕方ありません。
昔からある、有名なアーモンドの細かくなって入っているキャラメルのキャッチコピーに、「一粒で二度美味しい」というのがあります。キャラメルの中の隠し種のようなアーモンドの味に、子供心に、驚きと嬉しさがありました。
この分科会には、「参加すると二度楽しくなる」面白さが組み込まれています。
ぜひ、誘い合って参加してきてください。