2012-04-07

間違いの「におい」~ウォロ4月号記事を読んで

市民活動情報誌ウォロ4月号に、間違いの「におい」~と題されたエッセイが掲載されていました。とても心に響きましたので、恐縮ですが引用させていただきます。

~「おかしい」と思いつつ声をあげず、他人任せにする例が目立つ。それは政府にも、政党にも、あるいはNPOやボランティア団体、地域の自治会にも当てはまるかもしれない。かすかな違和感に感度を研ぎ澄まし、「誰か」ではなく自分が声を上げてみる。そんな積み重ねが、世の中を少しずつ良くするのだと思う。?
       (*詳しくはぜひウォロを直接お読みください)

 かすかな違和感に感度を研ぎ澄ます・・・
この感覚を久しく忘れていたような気がします。自分が声を上げるには、まずこの「感度を研ぎ澄ます」感覚を取り戻さねばと思いました。どこからか「あなたにその感覚ありましたっけ?」という声が聞こえてきそうではありますが、少なくても「そうありたい!」と願う自分はいたと思います。
それがいつのまにか、鈍感になりつつある自分、まあいいか・・・というところにいきそうな自分がいます。
ああ、それはイヤだ~! 絶対にイヤだ!

 目を覚まそうと思います。

2012-04-06

ファシリテーター研究会設立スタートしました

4月4日、国際医療福祉リハビリテーションセンターボランティアセンターを拠点として、「ファシリテーター研究会」を設立、スタートしました。
国際医療福祉大学生15名、社会人5名の計20人のメンバーです。

 この研究会のめざすものは、ひとりひとりがファシリテーション力を身につけ、各方面にて、そのチカラを発揮できるよう、お互いに研鑽していこうということです。
特に、それぞれが所属しているボランティアサークル等に持ち帰り、より良いチームビリディングへと繋げていくことや、社会の一員としての意識を高めていくことをめざします。

 長年にわたり、たくさんの学生の皆さんと関わってきました。心惹かれる個性の持ち主や、豊かな感性との出会いは、私にとっても刺激的であったりします。でも、とても控えめであったり、会議の場などでほとんど発言しない人、自分を表現することが苦手な人など、なかなか自己主張をしながらの人間関係を創りだしていくことは難しく、悩む人は少なくありません。せっかく、大学を卒業し、社会に出ても、職場の人間関係になじめないまま挫折してしまう人たちも多くみてきました。

 「切ないほど(私も含めですが)人って不器用だな」と思うことが時々あって、どうしたらいい仲間作りや、組織作りができるのだろうと、私もさんざん悩みましたし、声をあげて泣いたこともいっぱいありました。世の中理不尽だとか、どうして分かってもらえないのかとか、悔し泣きしても、物事は何一つ解決できるわけではありません。

 ファシリテーションという思考、手法のあれこれと出会い、楽しみながら物事を紡ぎだすおもしろさを知りました。具体的な方法論を持って、めざすことを具現化していくチカラを、みんなとこの研究会の中で探求していきたいと思います。

 設立を兼ねた第1回の研究会は、すでに楽しい雰囲気がいっぱいでした。